グルコース値でみる糖質120g摂取の1週間目
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フェーズ2の嫁のプラン
週に1度は、制限なく爆食する嫁
4,000越えの摂取の翌日も、糖質やカロリーを上げた食事をすると管理が難しくなる。
ご褒美DAY翌日、翌々日は糖質50gから80g、1300kcal程度(フェーズ1の2週間で維持が問題なかった数値)
他4日は糖質120g、1500kcalに収めてまずは様子見となった。
3週間目まとめ
『ブドウ糖より血糖値のあがりは穏やか』とされる糖で血糖値爆上がりと理由を確認できた。
他、血糖値を上げない食べ方の効果と糖質復食時のライザップの指導が腑に落ちてきた感じ。
摂取カロリーが一緒なら、血糖値を上げずにインスリンに出来るだけ回収させない。脂肪にさせない。これが血糖値方向からのアプローチ。
これにはベジやタンパク質ファーストが有効になってくる。
一方ライザップは摂取カロリーが一緒なら、そのエネルギーを使い切ることで脂肪にさせない。方向からのアプローチ。
こうなると、まず糖は出来るだけ単食で食べ、発生したエネルギーをその場で使い切る事が有効になる。
この違い、上手に組み合わせながら使う事が出来る。
他、自分に合う糖質、合わない糖質があることもわかり始めてきた。
15日目 シルクスイート、カボチャ分食
芋やカボチャで分食調査
9時25分の芋(糖質15g)は、朝食後2時間程度経ってからの単食。
10時20分に瞬間最大134と安定していた。
11時7分のラカントのカボチャ煮(糖質8.1g)単食で異変。
11時50分で168を叩き出したと思ったら
12時20分で109へ
15日目考察
100gの日本カボチャ糖質は約8.1g、西洋カボチャは約17g
同じ単食で15gの芋より爆上がったってことは西洋カボチャだったかな?
少し気になって調べると
現在スーパーで見かける主なカボチャは西洋カボチャとの事
北海道産って書いてあっても日本カボチャとは限らないんだね。
お店によっては品種名まで表記があるけど、大抵は『かぼちゃ』だけ
それだけじゃない!ライザップアプリにも罠があるんだ!
『かぼちゃ』で検索するとスクロールなしで見れる1ページ目にでてくるのは、『かぼちゃ』としか書かれていない日本カボチャの生とゆでなんだよね。
ちゃんと下へ2ページ分くらいスクロールすると西洋カボチャも出てくるし、『西洋カボチャ』で検索すればヒットもする。
でも『かぼちゃ』を買ってきたら『かぼちゃ』で検索するのは私だけだろうか?
そして発見した日本かぼちゃとの記載はない『かぼちゃ』で登録しないだろうか?
その糖質量は倍ほど違うのに…。
リブレつけてなかったら気が付かなかったよ?
こういうアプリの小さな精度は高めていってほしいと思う。
16日目 芋、カボチャ、こんにゃくライス、糖質をとにかく分食
糖質量があがったので、細かく摂取しスパイクを抑える作戦
7時41分 朝食に50ライス(こんにゃく米)糖質16g
わかめオクラポン酢→キノコ和え物→こんにゃく和え物→納豆→味噌汁→こんにゃく米→カスピ海ヨーグルト
9時19分 シルクスイート(糖質15g)単食
11時7分 カボチャ(糖質20g)単食
16時14分 シルクスイート(糖質15g)ディズニーのクランチチョコ1個(5.6)
サラダ→おからサラダ→こんにゃく→人参→サバ塩焼き→味噌汁→芋→クランチ
16日目考察
この日の総糖質量は120gほど。
一日の瞬間最大は159でシルクスイートが叩き出している。
そして9時19分の単食芋より、16時14分の食後デザート代わりの芋+チョコレートの瞬間最大が小さかった事をみると、糖質量も15g程度だとベジやタンパク質ファーストも機能している感じがする。
あとは土、日、月。16時台の食事のあとすぐ仕事で歩き回るせいもあるな。
もしかしたらベジ、タンパク質ファーストが有効になる糖質とのバランスというか比率のようなものがあったりするかな?
つまりこの糖質量なら、この量のベジやたんぱくのファーストが効く!の着地点?
そそ。それがあるなら!みつけたいねぇ(*´ω`*)
17日目 バナナ中半分×2で分食
今日はバナナ分食検証
8時11分 朝食 糖質量計33.6g
わかめオクラポン酢→キノコ和え物→こんにゃく和え物→けんちん汁→納豆→50ライス→カスピ海ヨーグルト
9時57分 バナナ半分(糖質10g)
13時48分 昼食 糖質量計50.5
サラダ→アジ刺身→50ライス→こんにゃくゼリー→ダークチョコ
15時18分 バナナ半分(糖質10g)
21時03分 夕食 糖質量計9.3
プロテイン→けんちん汁
17日目考察
この日の瞬間最大は夜21時36分に150。そこはレンコンと里芋と判明。純粋に糖質量が多かったんだろう。
それよりバナナどうした!
1本食べたら200オーバーで最大のスパイクを見せつけたくせに!半分かつ単食だと140以内で推移。
この日のバナナは冷凍バナナ。冷凍するとポリフェノールが増え抗酸化作用がUPするが、レジスタントスターチが増えるっていう記述はみかけない。
青いバナナにはレジスタントスターチが多め
基本30gの糖質での調査となっているが、バナナ中って1本で約20gくらい。それで初回200を叩き出すってさ、ショ糖って怖いわぁ…。
逆を考えると、ショ糖は1度の摂取量をスパイクの出ない量やベジタンパクファーストで管理できると体に優しいって事だ。
18日目 糖質OFFおやつ、3袋イッキ食べ
普段は仕込み日で家にいるのだが、この日は外出。
婦人科に結果もろもろ…。
7時29分 糖質量31.0 タンパク質19.2 脂質14.8 カロリー346
こんにゃく和え物→キノコ和え物→わかめオクラポン酢→納豆→50ライス→けんちん汁→カスピ海ヨーグルト
9時57分 紅はるか糖質30g単食
14時29分 糖質量20.8 タンパク質1.9 脂質1.8 カロリー123
空腹でヘルシーおやつが止まらなくなり3袋。
16時29分 糖質33.8 タンパク質22.2 脂質4.2 カロリー194
サラダ→サバみそ缶→具だくさん味噌汁
18日目考察
まずは朝食と紅はるか。糖質量は、ほぼ一緒。これはベジタンパクファーストの良さがしっかりと出た比較になった。
しかもシルクスイートや安納芋と比べて、最大瞬間を叩き出してからの戻り数値が100近くで安定している。
なんとなく高めが続かないイメージだったんだけど。焼き方がいまいちだったかな?
さて、外出で食事の時間も上手に組み込めず、14時過ぎに空腹で車のおやつバックを物色。
まず栄養成分をみていこう。
エネルギー 海苔14㎉ チップ61㎉ こんにゃく48㎉ 計123㎉
タンパク質 海苔1.3g チップ0.2g こんにゃく0.4g 計1.9g
糖質 海苔1.0g チップ10.7g こんにゃく9.1g 計20.8g
脂質 海苔0.2g チップ1.8g こんにゃく0.2g 計2.2g
成分は1日130g程度の糖質制限なら優秀といえる。
だが14時29分に食べ終わり、14時58分には188の瞬間最大を叩き出し、15時28分には113と急降下。
この一見ヘルシーなおやつに潜んだ罠は、芋やバナナでやられてきたショ糖(砂糖の主成分)と空腹が推察される。
つまり糖質10.7gの大半が砂糖ってことかよっ!
バナナ糖質量20gで200出たのは記憶に新しい…。
ショ糖で20gの摂取になっていたとしたのなら、188を叩き出すのもうなずける。
最近色々増えてきたロカボのおやつ、健康のために選んでいるはずなのに、動脈硬化を進行させる血糖値スパイクの原因になっている可能性があるって怖いね。
19日目 セッション後、梨カロリミットバージョン
セッション後フルーツのお楽しみ。
せっかくなのでカロリミットの効果を検証
梨は300g糖質30g
13時35分に食べおわり瞬間最大121
先週の木曜はカロリミットなしで、同量の梨
その時の瞬間最大は141
19日目考察
単純にカロリミットだけの効果とは言い切れないが良い印象だ。
血糖値は同じものを食べても、その前に食べたもの(セカンドミール効果)や体調、ストレスなどでも変化するもの。
朝食の比較もしておこう。
20日(木)納豆→カスピ海ヨーグルト100g
糖質量6.6 タンパク質11.6 脂質8.7
27日(木)切り干し大根→ほうれん草おひたし→こんにゃく和え物→キムチ→納豆→50ライス→けんちん汁→手羽元→カスピ海ヨーグルト
糖質量34.7 タンパク質28.8 脂質21.0
今回の方がしっかり朝食摂ってる。これも影響してるはずだ。
20日目 ご褒美DAY
8時49分 仕込みながらワイン開始
8時59分 西洋カボチャ(レンジアップ)130グラム
10時6分 瞬間最大174
20日目考察
大切に冷凍庫にしまっておいた、背脂たっぷりのシュウマイ…。
うんまいぞ!( ゚Д゚)
このシュウマイはかなりの爆弾ですね。くれぐれも常食にはご注意を…。
努力はしてみるよ…
スチューベン一房、柿1個、梨大半分、牛肉、切干大根、ほうれん草おひたし、チーズサラミ、生ハム、塩辛、おからサラダ、ピスタチオクッキー2種
これらを12時から30分位で完食。
だがどうだろうか?スパイクはでないのだ。
16日目データで、ベジ、タンパク質ファーストが有効になる糖質とのバランスというか比率のようなものがありそうだと推察したが、このメニューでもいけんのか…。
いや。多種多様がしっかりなだけか…。
このファースト有効範囲についても今後のデータで結果が出るといいな
21日目 西洋カボチャ(糖質30g)単食
ライザップ式にのっとって、糖質を単食でみてみよう
西洋カボチャでバナナ同等のスパイク発生
瞬間最大207を叩き出す
21日目考察
芋より激しいってどゆこと?
芋やカボチャにはβアミラーゼという酵素があって、それが加熱によって多糖類のデンプンを2糖類の麦芽糖(ぶどう糖が2連結)に変える作用を持っている
これが加熱で糖質量は変わらないが糖度は変わるカラクリだ。
で!麦芽糖って小腸のなかで、膵臓から分泌される膵液に含まれるマルターゼで分解されたらブドウ糖になって吸収→血流で巡る。
吸収出来る単糖になるまでの工程が長かったりすると低GIなんだろうか?
そんな疑問を調べるとドンピシャ♪
GIの高低は糖の吸収の速さに起因する。
だから単糖のブドウ糖がGI値の基準とされている。
つまりブドウ糖と比較する2糖類のGI値は低くなり、血糖値の上がりは穏やかと表現される。
更に2糖類のショ糖、乳糖、麦芽糖より多糖類のでんぷんはそれに比べたら遅いという事だ。
更に難消化型が血糖値に影響しにくいのは吸収できる形になるまで時間を要したり、糖としては使える形にならないからだ。
ぶどう糖>麦芽糖>デンプン>難消化型の全体像のなか、個別の比較で情報を抜いてしまうと、血糖値への影響が少ないと思って食べているのに実はスパイクを出しているなんて物が大半だったりするかも?
フルーツの爆上がりについても、フルーツ毎に果糖、ブドウ糖、ショ糖、糖アルコールの割合が違えども基本、単糖か2糖なわけだから納得。
これ、果糖だけにフォーカスしてブドウ糖と比べたら血糖値に影響しにくいって情報は間違いじゃないんだけど、実際フルーツの糖質は果糖だけではないから注意が要る。
麦芽糖でこれだけ爆上がる嫁は、ぶどう糖を直接行ったらどうなんの?
嫁ちゃん楽しそうだね、俺は芋シリーズが気になってるよ
まかせておけ、鳴門金時、シルクスイート、べにはるか、べにあずま、紫芋の血糖値は検証する予定だ
参考文献
酵素の仕事シリーズ:アミラーゼ | dojin-glocal