今までの流れ
がん保険の見直しをし、新保険の免責期間(保証が適用されない約90日)が過ぎ、新旧のガン保険が重複する月に、腫瘍マーカー検査を受けた夫婦。
簡単な検査でみつかるくらいのガンなら、保険がいっぱいもらえる今見つけよう!という魂胆だった。
すると嫁に異常値が出た。CA125という項目で基準値35.1のところ146.4を叩き出す。
子宮内膜症などでも反応する炎症値という事で、隣町の婦人科へ。
受診日の様子
以前は産科、婦人科、小児科だったが現在は婦人科と小児科のクリニック。
産科かあると緊急や順番の入れ替わり、待ち時間も長いので、ガンで無かった時、今後の筋腫や内膜症や更年期の経過でお世話になる時に快適そうなクリニックを選択した。
問診票を書き、待つこと数分。
必要最低限の流れを先生にお話しすると、サクサク。
じゃ。卵巣と体癌の検査をしましょう
この理解決断!選択の速さ!好きだ!
子宮体癌の検査は痛いって聞いていたからヒヨっていたが、理解してね?の痛いですよと、今から採取だから痛いですよ!と終わりです!のお知らせがあって、また手際がよく、痛い時間は短かった。
って言うか月経痛に比べたら楽勝で笑った。
診察中
これ月経痛かなり痛いよね?貧血ない?
最近は更年期で経血も減りましたから多少楽になりましたよ
ペインコントロール失敗すると半日地獄だけどな(嫁心の声)
子宮の状態から察していただけるとか有り難い。
いや、分かるぐらい酷かったって事なのかも?
体癌は2週間後に結果来るからね。それより子宮10センチくらい腫れていて、子宮腺筋症だね。内膜症や筋腫はないよ?
えっ?婦人科で10年ほど前に診断受けたんだけど?
そう言われたんです。
でも見て?コブみたいなものは一切確認できないんだ。だから違うよ
つい数日前の子宮頸がんの内診でも筋腫あるねーって言われたけど?
白い猫のアイコンは嫁の心の声で、実際に口には出していません。
エコー見る限り、腺筋症っていって子宮の筋繊維のなかで内膜に似たものが剥がれる病気。
月経時だけ痛み止めを飲むのも悪くは無いけど、月経がある限り腺筋症は進むし、解決はしないから。治療した方が良いと思う。治療しよう
はい?
貧血あるなら子宮の摘出になるんだけど、貧血はないんだよね?
はい。無いです
鈍いから気づいてないだけかもしれないけど…。
閉経すれば自然に収まるけど、最近の閉経年齢の平均伸びてるから
意外と有無は言わさず治療の方向なんね。ホルモン治療って太らなかったっけ?
そんな不安が頭を掠めましたが、やってみてから考えたら良いよねーと治療を快諾して帰宅。
だって治療してCA125の数値が改善するなら、他のガンの恐れもないって事だしね。
結果
体癌については問題なし。あとは市町村の子宮頸がんは半年おきの経過観察で乳がんも無事クリア♪
まぁ不安なストレスからは無事解放されたが、新たな悩みが発生。
嫁が行うホルモン療法はライザップの効果を減らさないか?
ジエノゲストという薬剤での治療。
ジエノゲスト錠1mg「モチダ」の基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・添付文書)【QLifeお薬検索】
月経開始2日目からジエノゲスト=黄体ホルモンの仲間を朝晩服用する。
それがどんな治療効果につながるのかというと
月経のサイクル
1.増殖期 痩せ期に活発になる卵胞ホルモン(エストロゲン)が子宮内膜を厚くする。
2.分泌期 黄体ホルモン(プロゲステロン)が排卵後に卵胞ホルモンに加わると、着床のためフカフカのベット状態になり2週間続く。
3.月経期 妊娠しなかった場合、卵胞ホルモン、黄体ホルモンの分泌量が落ち、厚くなった内膜を保てなくなり排出される(これが月経)
そして今回の治療はざっくり言うと
毎日黄体ホルモンを服薬し、1の卵胞ホルモンが内膜を厚くする効果を抑え、2の分泌期に変化させ、内膜を薄い状態に保ち子宮にかかる負担を減らそう!だ。
副作用
不正出血、更年期障害のような症状、発疹
副作用についてWEBでは太るとか見かけるんだけど、病院でもらう冊子には上記3つしか書いていない。
だが痩せ期で活発になるホルモンを抑えるってことは、痩せ期なくなるんじゃないか?とか
PMSが出ている期間のホルモンバランスがずっと続くなら、太る気しかしないんだけど?
ちょっと考えると、ライザップの効果が相殺されそうな気がしてならない。ネガティブなマインドに…。
お高い費用発生しているのに、不可抗力のブレーキはストレスだ。
ジエノゲスト治療が決まったり継続中で、ライザップやダイエットとどう向き合うか?迷う方のために、今後の嫁の治療と体の変化を記録していくことにした。
最初の1ヶ月目 2022年10月後半より
月経は受診の翌週10月19日開始で22日終了。
2日目の10月20日にジエノゲスト服用開始。
意外なほど普通に痩せ期を感じる
ご褒美日の後の体重の戻りも上々。
少し食欲を感じるけど、痩せ期にもある事だから、副作用のせいと言い訳にならないよう注意した。
11月2日には不正出血
パンティライナーで済む量でオリモノ様。幸い腹痛はない。
だがこれは、ほんの始まりに過ぎなかった。
良くも悪くも治療
体感から推察しているだけだから医学的根拠はないが、治療薬を開始するタイミングの月経時は普通に痩せ期が来る。
これは当然だ。ホルモンバランスが変わり内膜が剥がれ落ちるわけだから、痩せ期の卵胞ホルモンは増え始める。
このタイミングで飲み始める黄体ホルモン薬だが、すぐに体感するような変化は出ない。
10日ほどの痩せ期の体感の後
11日目の11月4日 胸の張りが始まる。早い。
しかも強く出やがった
授乳期の石のようにカチカチになり、手を添えただけで感じる張りの痛さをMax
0~10で表現すると、普段はピークでも走って揺れたら痛い5ほどだが、体の向きや、ちょっとした接触でイラッとする7ほどの張りだった。
巡りで自然に増えていく黄体ホルモン+毎日薬として体内に入れたことの影響でいつもより強く出たイメージだ。
6~7レベルの張りが1週間ほど続き、その間薄茶なオリモノ。
少しずつ張りは和らいでいくが、普段なら次の月経が来て終わるのに、予定日が過ぎてもオリモノ様の赤茶のわずかな出血しかなく、5レベル程度の張りが地味に続く。
月経予定日を5日ほど過ぎたころ、ロキソニン飲んでないとイライラするくらいの下腹部痛が24~26日の3日間起き、26日27日はライナーでは済まない量の出血。
ようやく張りと下腹部痛が和らいだ28日は結構激しい出血
普通に2日目ですか?な勢いで何度もドッと出されてびっくり
油断して昼用の軽めナプキンだったから大惨事…。
結局ダラダラと26日から翌月12月5日まで9日間、不正出血に見舞われた。
私は月経過多でもあったので、減ったといっても、正常な方の月経量は超えていたと思われる。
これについては、服薬によっていつもより内膜が少なかったせいで、剥がれ落ちるタイミングがずれて排出されたのだろうと理解した。
だから多分時間をかけて、この量は減っていくと推察される。
私の場合、月経痛は格段に楽になったが、精神的な振れ幅やコントロールのしにくさが強くなった。
未知の治療への不安や、ストレスなんかも込みなんだろう。
だから食欲PMSも胸の張り同様長くある気がしてしまって、コントロールが効かず食べてしまった日も多かった。
これから薬の服用が始まる方へ
不正出血は量もタイミングも個体差が大きいので、医院でもどんな状態やタイミングで起きやすいか?の事前説明がないケースも多いようです。
でも納得。これこんな感じだよって言われたら、それだけに集中しちゃって、違った出血ケースの時、外出先のイスを汚してしまったりとかしたら聞いてないよ!な責任問題になる。
だから治療が必要になるレベルの方が服用を開始する場合、いつ生理レベルの出血があってもおかしくないと思っていた方が良いと思います。
そして自然の巡りの中ではならないホルモンバランスに留まったり、振れたりするので、不正出血の期間も、量も自分が体験したことのないケースになる場合を想定して下さい。
生理用品も長く連用する可能性があるので、かぶれにくい、蒸れにくい、コンパクトなど快適に過ごせるものをお勧めします。
※今回の記事の月経説明などは
持田製薬販売株式会社 ジエノゲスト1㎎『モチダ』を服用される患者さんへ
よくわかる子宮腺筋症‐病態と治療‐の記述を書き換えています。